代表挨拶

 市民協(認定NPO法人市民福祉団体全国協議会)代表理事 田中 尚輝

NPOが社会的役割を果たそうとすれば、中間支援団体が必要となる。これは、2つの面から言える。

1)

個別NPOの量的拡大、質的向上へのバックアップ。自治体からの依頼が多くなることが予測され、これには個別NPOの受託能力、サービス執行能力が問われることになる。

2)

自治体から、「公共善」の仕事の依頼が増えるから、この面における交渉能力をつけなくてはならない。「もう1つの自治体」の能力だ。

このことができる前提として、行政側の中間支援団体支援が必要だ。なぜなら、中間支援団体の直接的顧客は個別NPOであり、財政的に豊かでないNPOを応援するのだから、それを行政・政治は応援しなければならない。

 

もともと社会福祉協議会は、GHQの命令で出来上がったものであるが、アメリカの状況から考えた中間支援団体として期待された。ところが、社会福祉事業法ができた1951年には中間支援団体と呼応すべき、ボランティア団体、NPOが存在しなかった。ここから、社協の不幸が始とするのはじまる。行政の下請けに甘んじることが唯一の生き方になってしまったのだ。

 

過去は忘れよう。いまNPOネットワークだけで中間支援団体を担おうとするのは、無理がある。NPOネットワークは社協と話し合い、共同で中間支援団体を担えるようにするというのが現実的だろう。

略歴・プロフィール

現職 2017年 認定NPO法人市民福祉団体全国協議会 代表理事(専務理事と兼務)
中央大学 法学部(講師)
2011年 長野県県民協働を進める円卓会議(座長)
略歴 1943年 京都市生まれ
1965年 中央大学中退
1981年 全国高齢化社会研究協会を設立(事務局長)
1988年 社団法人長寿社会文化協会(WAC)を設立(理事)
1999年 NPO法人NPO事業サポートセンター設立(事務局長)
2000年 NPO法人福祉交通支援センター(会長)
2000年 NPO法人市民互助団体全国協議会(事務局長)
2005年 NPO法人市民福祉団体全国協議会(専務理事)
2017年 認定NPO法人市民福祉団体全国協議会(代表理事)

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