市民協の市民セクター創造

地域共生社会の実現に向けて、市民事業を立ち上げ「 市民セクター創造 」に努めます。

  1. NPO の経営力を高め、互いに連動し、再定義した新サービスを生み出します
  2. NPO と社会貢献型企業とのアライアンスで、地域社会を活性化します
  3. 行政との連携で、市民による市民のための市民事業を、起業支援します
市民セクター
市民事業による事業領域
市民事業
市民主導による市民のための事業
再定義
生活者目線で事業定義する

市民セクター創造ブログ

ご覧いただきありがとうございます。市民協の常務理事を務めております、中野と申します。

これからこの場所では、市民セクター創造をテーマに、日々綴っていきたいと考えております。

そのはじめとしまして、まずは、私の略歴と「 市民セクター 」に対する思いを記したいと思います。

人は、自己の個性を知り、自分流に生きたいもの

「 三つ子の魂、百まで 」と言いますが、私を個性学で調べると「 挑戦的自然派 」とあります。お金よりも人、人よりも仕組み創りに関心があるようです。

さて、戦後の欧米に見習った経済高度成長は、器用でまじめな働き方と、画一化がもたらした成果です。しかし、これから先はいかに個性を活かした生き方、働き方をするかが、大切な時代になるでしょう。

子供は、親の働く姿を見て育つ

私はサラリーマンの道を歩むことになるのですが、実家は床屋を営み、朝早くから、夜遅くまで汗して働き、従業員を子供と同様に育て、独立支援するという両親の姿を見て育ちました。

すべての人が、心の中に「創造的でありたい」を持つ

その後、まだ経済成長期の前に年商 30 億円のクレジット会社で働くことになった私は、仲間にも恵まれ、夢を語り合い、高度成長を満喫して、会社の年商は 6 兆円規模にまで膨れ上がりました。この 30 年間の長いサラリーマン経験からの学びが、マーケティングの重要性、また、生活者目線の私の思考回路を作り上げました。

しかし、組織はその後、急成長の反動を受けることに。

大半の信用を失いかけるという大病を患った組織は、外部からの支援を受け再生への「 戦略プロジェクト 」が組まれました。そのプロジェクトメンバーを経験することになり、生活者目線が強かった私が、数兆円規模の企業再生を通じて、戦略・理念・組織といった経営者目線の経営システムの重要性を学ぶことになりました。

変化に対応できる創造的組織だけが生き残る

経営において、大きく舵取りを変えることは、リスクに思えますが、実際には逆であり、変えない方がリスクは肥大化することになります。経営者が隠そうとしても社員にはすべてが見えているのです。そして信頼を失った経営は立ち直れなくなります。

企業は、人は幸せになるために作られた仕組みのはず

経営の原点は、「 人がどう考え、どう動くのか、また、どうあるべきなのかを学ぶ。その上で、人が幸せになるために、人をどう動かすか 」にある。それなのに今、企業が人格なき組織となり、株主利益の追求のために、働き手を苦しめている企業が多くあります。

私は人生半ば、自分の意志で生きるために、その大企業を退社し投資ファンドの仕事に携わることになりました。ここでは、従来出会わなかった個性的な良き仲間に恵まれ、人を重要資産と考えるようになり、事業を再定義し、「 人 」の価値を向上させることで成果を得ることが出来ました。経営とは「 人を活かす事 」であると確信をした瞬間でした。

古くて新しい「 市民セクター 」の創造・並走が必要です

投資ファンドを卒業した後は、意志の通じる経営者の支援に徹し、「 戦略構築と実行 」特に「 人事の重要性 」を学んでいます。近年、市民協の田中代表との縁を頂きまして、「 市民セクターにおける働き方改革 」が私の最後の仕事になるでしょう。

企業セクターで、グローバルに経済性を中心に仕事をする。政府セクターで、私利私欲無く社会のために仕事をする。この二つの領域は見えやすいのですが、日本人に合っている市民のための市民による市民事業を軸にした「 市民セクター 」の存在が、余りにも見えにくく感じられるのです。

固定概念なく、行動しながら、議論しながら

私には三つの役割があると考えています。まずは、市民セクターおよび市民事業への問題提起と仮説を発信しながら、既に実行している人達の悩みや成功事例の情報交流の場を作る事にあります。その上で、緩やかなガイドライン作りや、新しい事業作りを共にするのも良いですね。第三には社会貢献型企業と市民事業の連携も視点に入れて活動して行きたいと思っております。

最後に、同じ日本人であるのに言葉の壁を感じることがあります。市民事業では、おたがい解りやすい、丁寧な日本語を心掛けて交流したいと思っています。

これからどうぞよろしくお願いいたします。