先日、東北キャラバンの際に、
特定非営利活動法人ホームひなたぼっこの施設見学をさせて頂きました。
当日は、これまで長きに渡りひなたぼっこを牽引してきた創始者である布田幸子さんと、
新たに代表理事に就任された布田幸也さんにご案内頂きました。
ひなたぼっこ桑原 見学レポート
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先日、NPO法人ホームひなたぼっこが運営する「ひなたぼっこ桑原」を見学させていただきました。こちらは、通所介護と泊まり(ショートステイ)のサービスを提供されており、「かつての大家族のような和やかで家庭的な雰囲気」を大切にしているとのことです。
施設に足を踏み入れると、まさにその言葉通り、温かくアットホームな空気が流れていました。利用者の方々が、食事や遊びを共に楽しむ様子が目に留まりました。大きなテーブルを囲んで談笑したり、一緒に手作業をしたりする光景は、世代を超えた自然な触れ合いを感じさせられました。
スタッフの方からは、利用者家族との信頼関係を第一に考え、日々の情報共有や相談を密に行っているというお話を伺いました。また、他の介護施設や医療機関との連携も重視し、利用者の状況に合わせたスムーズなサポート体制を築いているとのことです。
ショートステイについても、ご家庭の事情や緊急時など、万が一の際に安心して利用できるよう、万全の備えと経験豊富なスタッフが配置されているとのことでした。通い慣れた場所で宿泊できることは、利用者の方にとって大きな安心感に繋がるだろうと感じました。ご家庭の様々な条件に柔軟に対応するという言葉通り、一人ひとりの状況に合わせた細やかな配慮がなされている様子が伺えました。
今回の見学を通して、「ひなたぼっこ桑原」が、利用者の方々にとって単なる介護施設ではなく、温かい家族のような居場所となっていることを強く感じました。地域との繋がりを大切にし、多世代が交流することで生まれる活気と安心感が、利用者の穏やかな生活を支えているのだと実感しました。
【市民協会員】特定非営利活動法人ホームひなたぼっこ
代表 布田幸也氏
事業内容 介護保険事業 / 小規模保育事業 / 独自事業 他
所在地 宮城県岩沼市桑原2-1-6
URL https://chiikitasukeainokai.com/
主な沿革
特定非営利活動法人ホームひなたぼっこは、1999年12月に設立。
「家庭的な雰囲気の中で、ゆったりとした保育」「さまざまな家庭の条件に柔軟に対応する支援」「一人一人、こどもの気持ちや成長に合わせた保育」を理念に、1978年4月より自宅開放の託児事業から始まりまる。生後2ヶ月から学童までを対象に、異年齢の子どもたちが兄弟のように触れ合う保育を提供。利用家族の状況に合わせた柔軟な対応や育児相談にも応じてきた。
2000年には自宅に介護施設ホームひなたぼっこを開設し、介護と託児の共生ケア事業を開始。遊び場や託児棟の設置を経て、2001年7月にNPO法人認証、8月には通所介護事業所指定を受ける。
2003年には認可外保育施設認証、地域交流サロンを開始。その後、拠点を増やし、子どもの園の移設、地域交流サロンの拡充、ママ向けサロン、介護仲間向けサロンなどを開設。
2011年からは児童デイサービス事業を開始し、東日本大震災後には仮設住宅利用者向けサロンも開設。
放課後等デイサービス・児童発達支援への名称変更、小規模保育事業所の開設、居宅介護支援事業所の開設など、地域ニーズに応じた多角的な福祉サービスを展開している。