先日、東北キャラバンの際に、
特定非営利活動法人ホームひなたぼっこの施設見学をさせて頂きました。
当日は、これまで長きに渡りひなたぼっこを牽引してきた創始者である布田幸子さんと、
新たに代表理事に就任された布田幸也さんにご案内頂きました。
ひなたぼっこ二木・ひなたぼっこ子どもの園いえ・地域交流サロン ひなたくらぶ 見学レポート
![]() |
![]() |
続いては、「ひなたぼっこ二木(通所介護・総合事業通所型サービス)」、「ひなたぼっこ子どもの園いえ(小規模保育事業)」、そして「地域交流サロン ひなたくらぶ」を見学させていただきました。
まず「ひなたぼっこ二木」では、子どもたちの園の子どもたちが気軽に顔を出し、お年寄りの方々と自然に触れ合っている光景もあるそうで、世代間の垣根がなく、お互いを思いやる温かい交流は、参加者双方にとってかけがえのない時間となっているようでした。利用者の方々は、それぞれのペースで身の回りのことを行ったり、趣味活動に没頭したりと、自分らしく過ごされているそうです。
隣接する「ひなたぼっこ子どもの園いえ」では、小規模保育ならではの、きめ細やかな保育が実践されているとのこと。また、多世代との触れ合いや異年齢での活動も積極的に取り入れられており、子どもたちが柔軟な心と相手を思いやる気持ちを育んでいることが感じられました。
さらに「地域交流サロン ひなたくらぶ」が定期的に開催されており、「したいことがある♪会いたい人がいる♪行きたいところがある♪」というモットーの通り、地域の方々の活気に満ちた集いの場となっているようです。地域ボランティアの方々や講師の先生方による多彩な活動(創作活動、健康セミナー、勉強会など)が企画されており、参加者の方々が積極的に楽しんでいるとのこと。大型バスでの遠足も企画したこともあるそうで、地域の方々にとって、日々の生活に彩りを与え、新たな出会いや楽しみを提供する貴重な場所となっていると感じました。
今回の見学を通して、「ひなたぼっこ二木・子どもの園いえ」を中心としたこれらの施設が、世代を超えた温かい交流を育み、地域に根ざした福祉の拠点となっていることを強く実感しました。赤ちゃんからお年寄りまで、誰もが安心して自分らしく過ごせる居場所があることの素晴らしさを改めて感じさせられました。
【市民協会員】特定非営利活動法人ホームひなたぼっこ
代表 布田幸也氏
事業内容 介護保険事業 / 小規模保育事業 / 独自事業 他
所在地 宮城県岩沼市桑原2-1-6
URL https://chiikitasukeainokai.com/
主な沿革
特定非営利活動法人ホームひなたぼっこは、1999年12月に設立。
「家庭的な雰囲気の中で、ゆったりとした保育」「さまざまな家庭の条件に柔軟に対応する支援」「一人一人、こどもの気持ちや成長に合わせた保育」を理念に、1978年4月より自宅開放の託児事業から始まりまる。生後2ヶ月から学童までを対象に、異年齢の子どもたちが兄弟のように触れ合う保育を提供。利用家族の状況に合わせた柔軟な対応や育児相談にも応じてきた。
2000年には自宅に介護施設ホームひなたぼっこを開設し、介護と託児の共生ケア事業を開始。遊び場や託児棟の設置を経て、2001年7月にNPO法人認証、8月には通所介護事業所指定を受ける。
2003年には認可外保育施設認証、地域交流サロンを開始。その後、拠点を増やし、子どもの園の移設、地域交流サロンの拡充、ママ向けサロン、介護仲間向けサロンなどを開設。
2011年からは児童デイサービス事業を開始し、東日本大震災後には仮設住宅利用者向けサロンも開設。
放課後等デイサービス・児童発達支援への名称変更、小規模保育事業所の開設、居宅介護支援事業所の開設など、地域ニーズに応じた多角的な福祉サービスを展開している。