特定非営利活動法人地域たすけあいの会は、
熊本県玉名市富尾にある『たすけあいの杜』、
玉名市の旧小田小学校を利活用した『たすけあいの里・小田』を主な拠点として活動をしています。
先日の九州キャラバンの際に、
特定非営利活動法人地域たすけあいの会の施設見学をさせて頂きました。
![]() |
![]() |
次に、「第2学童クラブ室 そんごくう」を見学させていただきました。
明るく開放的なプレイルームでは、子どもたちが思い思いの遊びに夢中になっており、スタッフの方々が温かく見守る様子が印象的でした。
学習スペースでは、宿題に取り組む子どもたちが集中しており、分からないところを丁寧に教えてもらう姿も見られました。
異年齢の子どもたちが自然と交流し、互いに助け合う場面もあり、家庭的な雰囲気を感じました。
今回の見学を通して、学童クラブが子どもたちの成長を多角的に支援し、地域社会に根ざした温かい居場所となっていることを実感しました。
安全面に配慮した環境の中で、子どもたちがのびのびと過ごせる工夫が随所に見られました。
熊本県玉名市で「住まいの福祉」をサポートされている、県認定の居住支援法人も見学させていただきました。
こちらは、住まい探しに配慮が必要な方々に対し、様々な関係機関と連携しながら、きめ細やかな支援を提供されているとのことです。
施設に足を踏み入れると、温かく落ち着いた雰囲気が感じられました。
スタッフの方々は、入居希望者一人ひとりの状況やニーズを丁寧にヒアリングし、その方に最適な住まいを見つけるために奔走されている様子が伺えました。
単に物件を紹介するだけでなく、障がいや高齢といった個別の事情に配慮した情報提供や、入居に向けた手続きのサポートなど、多岐にわたる支援を行っている点が印象的でした。
また、入居後の生活における困りごとにも対応されているというお話から、
単なる住居の提供に留まらず、地域での安心した暮らしを長く支えたいという強い思いが伝わってきました。
関係機関との連携を密にすることで、医療や福祉サービスとのスムーズな接続を可能にし、住まいと生活の両面から利用者をサポートする体制が整っていると感じました。
今回の見学を通して、こちらの法人が、住まい探しに困難を抱える方々にとって、
まさに「最後の砦」のような存在であることを実感しました。
玉名という地域において、「住まいの福祉」を真摯に追求し、
誰もが安心して地域で暮らせる社会の実現に貢献されている、その熱意と専門性に感銘を受けました。
ご対応頂きました皆さま、ありがとうございました。
【市民協会員】特定非営利活動法人地域たすけあいの会
代表 本郷秀和氏
スタッフ 98名
事業内容 独自事業 / 介護保険事業 / 障がい福祉事業 / 玉名市受託事業 他
所在地 熊本県玉名市上小田371番地
URL https://chiikitasukeainokai.com/
主な沿革
1997年に玉名市で「でてこいボランティアわいわいクラブ」のメンバーが中心となり発足。
当初より、高齢者支援の喫茶ボランティアや情報誌発行、食事提供などの地域福祉活動を展開。
1998年には任意団体として正式に発足し、高齢者の生活課題調査に基づいた有償助け合い活動を開始しました。
1999年にはNPO法人格を取得。施設介護の現状を変えたいという想いから、県内初のNPO運営によるヘルパー養成校を開設し、人材育成にも注力。
介護保険制度開始後は、訪問介護事業所や配食サービスを創設し、在宅福祉の充実を図る。
その後も、小規模デイサービス、学童保育、障がい者支援、移送サービス、宅老所など、地域のニーズに応じた多様な事業を展開。
2016年の熊本地震では被災者支援にも尽力。
多機能拠点「たすけあいの杜」や農福連携拠点「たすけあいの里・小田」を開設し、「ごちゃまぜの地域共生社会」を目指している。
コロナ禍においても、子ども食堂開設やオンラインショップ開設など、柔軟な活動を続けている。