去る6月10日(土)、
厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課長
笹子 宗一郎 (ささご そういちろう)氏による
記念講演会が行われました
これは、認定特定非営利活動法人市民福祉団体全国協議会(市民協)の
2023年度定期総会開催に際して、
当団体が所属する全国介護事業者協議会(民介協)事業でも関わりの深い
厚生労働省 老健局 認知症施策・地域介護推進課長にご登壇頂き、
「介護保険制度を巡る動向のポイント」と題した記念講演を行なって頂きました
この場をお借りして改めてお礼を申し上げます
笹子課長による記念講演では、
地域共生社会の実現に向けた中核的な基盤として
地域包括ケアシステムが不可欠であると共に、
誰もが最後までいきいきと社会活動ができるための
引き続き我々が行っている支え合い事業が求められることが示されました
また、介護情報基盤の整備及び補助金制度活用のため、
事業運営のエビデンスが求められることになり、
1、財務状況等の見える化のため、PL(損益計算書)を提出する
2、補助金制度活用のための、生産性向上に取り組む
ことが、ポスト2025年の医療・介護提供体制の姿であるとも説明されていました
また、大規模化・協働化もその選択肢であるとも述べられていました
介護保険法の施行以来、
私たちは良質なサービスを提供することに注力してきましたが、
現在の介護保険事業を次世代に引き継ぐためには、
新たな技術の導入、財務の見える化、生産性の向上など、
これら多くの課題に取り組んでいかなければなりません
市民福祉団体全国協議会(市民協)は、
政府並びに厚生労働省の動向を把握しつつ、
市民協会員の皆さんの現状を伺う、意見を集約するなどして、
介護保険事業の継続が可能となるよう関係機関への働き掛けを行って参ります
今後とも市民福祉団体全国協議会(市民協)をどうぞ宜しくお願い致します
<以下、会場の記録写真>
鷲尾共同代表による挨拶
笹子課長による記念講演
参加者からの積極的な質問 丁寧な回答を行う笹子課長