平成25年度高齢者保健福祉施策の推進に寄与する調査研究事業「事業No.17 地域包括ケアシステムを構築していく上で必要な互助の取組等に関する調査研究事業」の報告書が完成いたしました。
平成25年度老人保健健康増進等事業当初募集採択事業一覧(厚生労働省のHP)
地域包括ケアを推進していくためには、在宅における介護や医療だけでなく、地域での生活を支える「生活支援」を介護や医療との連携の下に提供できる整備をしていくことが必要である。
生活支援は、単に生活に必要な機能を補完して提供するだけでなく、地域における生活を支援するという観点から、地域における人間関係を基盤として、住民参加・市民参加の場でもある共助の仕組みを広げていくことが期待される。
このようなインフォーマルな支援が地域包括ケアに参加する拠点として、25年度予算案の中で「地域支え合いセンター」整備事業が示されているが、質の高い支援力を持ち、地域ネットワークへの参加や連携を図るなど、ソフト面の充実が必要である。
本調査研究事業では、「地域支え合いセンター」を念頭に置き、そこで行われることが期待される市民参加による生活支援について、効果的な支援を地域に提供し、また地域包括ケアの下に連携を確立していくための課題と解決方法を明らかにすることを目的とする。また、その成果を活かし、NPO活動や市民参加活動を行っている団体のリーダーやコーディネーターを対象とした研修を開発・実施し、その普及・啓発を行う(本調査研究事業の目的 – 報告書より)。
報告書本文
事業報告書「表紙、はじめに、目次」
第1章 本調査研究事業の概要
第2章 市民参加による「地域を支える生活支援サービスに関する調査」報告
第3章 生活支援を実施している成功事例に関する調査報告
第4章 研修会報告「市民参加による生活支援サービスコーディネーター養成研修」
第5章 本調査研究事業のまとめ
資料集
資料集(表紙、スケジュール表、アンケート調査票)
コーディネーター研修会(チラシ、開催要綱、テキスト表紙、プログラム)
セッション1 市民活動とは 田中 尚輝
セッション2 「地域包括ケアシステムの実現の構築」
セッション3-1 生活支援サービスとは 平野覚治氏
セッション3-2 ホームヘルプサービスとは 田中将太氏
セッション3-3 移動サービスとは 柿久保浩次氏
セッション3-4 食事サービスとは 坂田朱美氏
セッション3-5 居場所とは 隅田 耕史氏
セッション3-6 生活支援サービスから新しいサービスをつくる 山田健一郎氏
セッション4 コーディネーション機能の理解 中島智人
セッション5 ネットワークの作り方 清水洋行氏、菅野忠雄氏
セッション6 ワークショップ 進行 清水洋行氏、中島智人氏
本件事業の実施にあたってアンケート調査にご協力と研修会にご参加いただいた全国の団体には厚く御礼申し上げます。また訪問調査にもご協力いただきました下記の団体には重ねて御礼申し上げます。
食事サービスネットワークみやぎ(宮城県仙台市)
特定非営利活動法人グループゆうゆう(宮城県仙台市)
特定非営利活動法人あかねグループ(宮城県仙台市)
特定非営利活動法人まごころサービス福島センター(福島県福島市)
特定非営利活動法人グループたすけあいエプロン(栃木県高根沢町)
認定特定非営利活動法人じゃんけんぽん(群馬県高崎市)
特定非営利活動法人長寿社会を考える会(東京都八王子市)
特定非営利活動法人活き生きネットワーク (静岡県静岡市)
認定特定非営利活動法人たすけあい佐賀(佐賀県佐賀市)